“MICS 低侵襲心臓手術” Category

低侵襲心臓手術(MICS)は通常の心臓手術の延長線上にあります。特にMICSは小さい傷で行い難易度が高くなる手術といわれていますので、高い技術により通常の手術がしっかりできるからこそ次のステップのMICSが可能となります…

2012年から行っている『MICS CABG』(低侵襲冠動脈バイパス術)。現在では数多くの経験からこの手術を受ける患者さんの安全のために様々な術前の評価を行っています。その一つが造影CT検査です。特に3Dによる立体的な画…

低侵襲心臓手術(MICS)には直接術野を目で見ながら手術を行い直視下手術と胸腔鏡を用いて手術を行う胸腔鏡下MICSがあります。もちろんどちらもよい手術であると確信しています。何が違うのかというと、一番は傷の大きさではない…

心臓外科医になった時に求めていたものは全ての心臓病の患者さんを自分の手で治したいという、よくある漠然としたものでした。社会人として医療現場に出るとそれどころではなく日々の診療に追われて目的を失いそうになることも数多くあり…

『ハイブリッド治療』ってご存知ですか?狭心症や心筋梗塞後の治療には、大きく分けて2つあります。1つはカテーテル治療であるステント治療(PCI)。そして2つ目が手術である冠動脈バイパス術(CABG)です。ステント治療の大き…

日本では55~60%の冠動脈バイパス術で、人工心肺を用いないで行う心拍動下冠動脈バイパス術(OPCAB:Off pump CABG)が行われています(日本冠動脈外科学会の年次報告より)。吻合する冠動脈は1.25~2.5m…

聖路加病院の阿部先生のご依頼で低侵襲冠動脈バイパス術(MICS CABG) のお手伝いに伺いました。聖路加病院での低侵襲冠動脈バイパス術(MICS CABG) は両側内胸動脈(BITA)を用いた多枝バイパスでしたが順調に…

新しい手術を学ぶには近年では動画を使い学ぶことが多いと思います。特にMICS CABGは新しく始めるには敷居が高いものと言われており、説明してもわかりにくいことが多いのです。海外に手術指導に置くことが多いのですが(コロナ…

低侵襲心臓手術(MICS)は小さい傷から心臓の手術を行う方法です。従来の手術は胸骨正中切開と言い胸の真ん中の胸骨を縦に切開して心臓に到達します。低侵襲心臓手術(MICS)ではこの胸骨を切らずに心臓に到達して心臓の手術を行…