2012年から行っている『MICS CABG』(低侵襲冠動脈バイパス術)。現在では数多くの経験からこの手術を受ける患者さんの安全のために様々な術前の評価を行っています。その一つが造影CT検査です。特に3Dによる立体的な画像の再構築を行い、更にわかりやすくしています。この造影CT検査でわかることは写真の様にグラフトに用いる内胸動脈、右胃大網動脈の長さや走行。上行大動脈や両側鎖骨下動脈の動脈硬化性病変の有無。心臓と胸骨や肋骨との関係性や冠動脈の走行、冠動脈が脂肪や筋肉内へ埋没しているかどうかの評価を行います。近年のCT画像は極めて精度が高いので小さな動脈硬化性病変もしっかりと描出します。このような画像評価法の発展が手術の安全に大きく寄与します。『MICS CABG』は小さな傷で行う冠動脈バイパス術、だからこそ安全が一番重要です。
東京ベイ浦安市川医療センター 心臓血管外科
菊地慶太
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