冠動脈バイパス術(CABG)には人工心肺を用いる方法であるONCAB(on pump CABG)と人工心肺を用いないで心臓が動いたままでバイパス手術を行うOPCAB(off pump CABG)があります。pumpは人工心肺を意味します。
近年の多くの研究ではONCANのほうがOPCABより予後が良いというデータが出ています。一方で数多くの冠動脈バイパス術を行っている心臓外科医はOPCABで良好な成績を出していると報告されています。実際に日本のガイドラインにおいてもOPCABは”経験豊富な術者,施設において施行する”と書かれています。
逆に言えば、病院としてOPCABを行うということはそれだけ経験豊富な術者であり病院であるということなのです。
東京ベイ浦安市川医療センターでは予定手術ではよほど心臓の機能が低下していないかぎりOPCABを行っており、またMICS CABGもoff pump(OPCAB)で行っています。
東京ベイ浦安市川医療センター
心臓血管外科 菊地慶太
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