日本冠動脈外科学会での話題

先日行われた日本冠動脈外科学会におけるトピックとして、動脈グラフト(両側内胸動脈や橈骨動脈について)の有用性、大動脈弁疾患と冠動脈疾患合併例に対する治療。これはTAVI+MICS CABGの報告が思った以上に多かったと思いました。また日本におけるOPCABの比率が実は55%前後と実数値は少なかったこと。新しいガイドラインやFFR、SYNTAX scoreなど循環器内科の先生による講演。MICS CABGのセッションも多くの先生方が参加していらっしゃいました。基礎を見つめなおして新しい道を進む。これからの課題が満載でした。一宮西病院 ハートセンター 心臓血管外科 菊地慶太