若手医師への手術指導

先日、若い先生が行う僧帽弁閉鎖不全症に対する僧帽弁形成術を指導しました。38歳と若いですがすでに十分な経験もあり多くの弁置換手術を手掛けている先生ですが、弁形成術はこれから。という事で術中にポイントをしっかりと教えていきます。当然ですが手術前から弁形成に対する基礎的な事は出来ているので、ポイントと細かいテクニックを伝授。難しいところもしっかりと理解して全て自分で行ってもらいました。形成術後の超音波検査では僧帽弁からの漏れ(逆流)は全く無くなり上々の出来栄えでした。ちなみに胸骨部分切開によるMICSで行っています。若い先生への技術指導はやりがいがあります。心臓血管外科医 菊地慶太